妊娠糖尿病

妊娠糖尿病とは

妊娠糖尿病とは

 

妊娠糖尿病は8人に1人の妊婦さんがかかると言われている、とても頻度の高い病気の一つです。
妊娠前に診断された糖尿病ではなく、妊娠中に初めて見つかった糖の代謝異常の事を指します。

 

妊娠中は、胎盤で血糖値を上げやすいホルモン(インスリン拮抗ホルモン)などが作られ、血糖値が上がりやすくなると言われています。
妊娠糖尿病は出産のリスクを高め、赤ちゃんにも多大な影響を与えるので、普段の生活から予防が必要です。

 

特に、体重が多い、35歳以上の高齢出産である、家族に糖尿病の人がいる場合、血糖値が上昇しやすい傾向にあるので注意しましょう。

 

 

妊娠糖尿病になるとどうなる?

妊娠中のママが高血糖になると、赤ちゃんも高血糖となり、色々な障害が起こってしまします。

 

妊婦さんの症状

流産、早産、妊娠高血圧症候群、羊水量の異常、肩甲難産など

 

赤ちゃんの症状

奇形、巨大児、心臓の肥大、低血糖、多血症、電解質異常、黄疸、胎児死亡など

 

 

妊娠糖尿病の場合、赤ちゃんには神経系の異常よりも、体の成長などに影響が出てしまいます。
赤ちゃんが大きく発達が良くなってしまうので、難産になりやすくなります

 

また、妊婦さんが高血圧症候群になると痙攣発作などが起き、分娩時に命の危険があることもあります。

 

 

妊娠糖尿病の診断方法

妊娠初期に随時血糖をはかり、これが高いときにはブドウ糖負荷試験をして診断します。
また、妊娠初期に陰性であっても、中期以降に発症することもあるので再度診断をした方が良いとされています。

 

 

妊娠糖尿病になったら。対処方法は?

妊婦さんは、運動療法が難しいため、食事療法で血糖の管理をしていきます。

 

食事のポイント

 

@ 食事はキチンと時間を決めて、1日の総エネルギー量を3回に分けましょう。
  主食・主菜・副菜を揃えます。

 

A 鉄を多く含む食品を取り入れる。(ほうれん草、切干大根、ひじき、小松菜など)

 

B 良質のタンパク質を取るようにする。(脂身の少ない肉類、魚、大豆製品、卵など)

 

C 食物繊維の多い食品で、ボリュームアップ!(きのこ類、こんにゃく、海藻類など)

 

D 緑黄色野菜など、1日手のひら一杯の野菜を取る。

 

D 塩分が多い食べ物(漬物、佃煮、干し魚、練り製品、インスタント・レトルト食品など)を避け
  酸味や香辛料、香味野菜、出汁などを使って、薄味でも飽きない工夫を。

 

E 洋食よりも油分の少ない和食がおすすめ

 

F 甘いスイーツやスナック菓子、清涼飲料水などの糖分や脂肪分の多い間食は控える

 

 

 

 

健康な妊婦さんでも、お医者さんに薦められる食事の注意点と同じですよね。
血糖値さえ安定していれば、通常の妊娠とさほど変わりません。

 

重症化してしまうと怖い病気ですが、早期発見をしてキチンと対応出来るようお医者さんにしっかり診断してもらいましょう。